学校のチャイムの元ネタ(起源)って何なん?

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チャイムが鳴ったら席に着くって、チャイムが鳴ったらもう開始時間なんだから、チャイムが鳴り終わった時間を授業開始時間に合わせないと意味ないんじゃないでしょうか。

そしたらチャイムが鳴ってる間に落ち着いて席着けると思うんです。

ごきげんよう、バビです。

 

というわけで、今日はそんなチャイムのお話。

 

 

ロンドンの時計台「ビッグ・ベン」でも同じ曲が流れる!

マジです。

ピーターパンがウェンディと飛んでたあのビッグ・ベンです。

新一が蘭に告白したあのビッグ・ベンです。

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とりあえず確認してみましょう。

www.youtube.com

 

日本の鼻を垂らした汚ねぇガキが聴いているのとは音の重厚さが違いますが、確かに同じメロディです。

この曲のタイトルは「ウェストミンスターの鐘」(Westminster ChimesまたはWestminster Quarters)というタイトルがついています。

ビッグ・ベンの鐘がはじめて鳴らされた1859年からこのメロディーは変わっていません。

ただし、このメロディが登場したのはここが初めてではありません。

 

大元はケンブリッジ大学所属の教会の鐘

イギリス、ケンブリッジ大学のキングス・カレッジのすぐ向かいに「グレート・セント・メアリー教会」という800年以上前に建てられて教会があります。

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この教会が1790年頃、改修工事を行って新しい時計を取り付けた際に、例のあのキンコンカンコンのメロディが採用されました。

 

作曲者は誰?

作曲者ははっきりとはわかってはいませんが、主に教会で活躍したイングランドの作曲家でオルガニストで画家のウィリアム・クロッチ(William Crotch)という人が、作曲したのではないかと言われています。

1742年に作曲されたヘンデルメサイア」第3部の「I know that my Redeemer liveth わたしは知る、わたしをあがなう者は生きておられる」のメロディをアレンジしたのではないかとも言われています。

作曲当時は10代だそうです。

もっと評価されていいと思う。

 

何故日本の学校で使われるようになったのか?

ウェストミンスターの鐘が日本の学校で流れるようになったのは戦後、1950年代に入ってからのことです。

終戦後しばらくは授業の開始・終了を知らせていたのは、空襲を知らせるベルの音でしたが、一部の生徒から空襲を思い出すのでやめてほしいという要望がありました(当たり前じゃね?先生も嫌だわ)。

また、「ジリリリリ」という警報機のような音の学校もあり、これについても音がうるさいと頭を悩ませていたようです。

そこでウェストミンスターの鐘を使用したチャイムが作られたのですが、思いついた方は一人ではありませんでした。

井上尚美

井上尚美さん(東京学芸大学創価大学名誉教授)という方が東京都大田区の大森第四中学校で教員をされていたときに、いとこで技術者の加藤一雄さんと一緒にチャイムを開発しようということになりました。

単純な鐘の音より、メロディがあったほうがいいと思い、ウェストミンスターの鐘を使おうと井上さんが発案しました。

石本邦雄

1954年に発明家の石本邦雄さんによって指定した時間にチャイムが鳴る、「ミュージックチャイム」が開発されました。

ウェストミンスターの鐘は、石本さんが当時よく聴いていたイギリスのBBC放送のラジオで流れていたため、チャイムに採用しようと思ったそうです。

真島福子(の夫)

また、同じ時期、警報機メーカーである真島福子さんの旦那さんが「単純だからこれがいいのではないか?」とオルゴールに拡声器をつけて学校に販売していたそうです。

ウェストミンスターの鐘は当時オルゴールでもよく使われていました。)

 

分かっているのはこの3人だけですが、他にも同様の方がいて、広まっていったのかもしれません。

もしかすると当時は鐘の音=ビッグ・ベンの音=「ウェストミンスターの鐘」と考えていた人が多かったのかもしれませんね。

 

(おまけ)歌詞があるらしい

ちなみにメロディは「ドミレソ・ドレミド・ミドレソ・ソレミド」だそうです。

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ルパン三世のテーマに歌詞があることを知って以来の衝撃ですが、どうやら歌詞があるらしいんです。

どう歌うんでしょうね?

以下、抜粋です。

ウェストミンスターの鐘』のメロディには、いくつかの英語の歌詞がつけられている。いずれも内容的に教会での祈祷文に近い。

まずは、ビッグ・ベンの時計室の壁に刻まれている公式の歌詞。旧約聖書申命記(しんめいき)」の文言を踏まえた内容となっている。

All through this hour
Lord, be my guide
And by Thy power
No foot shall slide.

全ての時をとおして
主よ 導きたまえ
汝の御力によって
迷いは消え去る

歌詞その2

一般的に広まっている歌詞。3行目が「So by Thy power」となっている場合もある。

O Lord our God
Be Thou our guide
That by thy help
No foot may slide.

主よ 我らの神
汝よ 導きたまえ
汝の助けによって
迷いは消え去る

 引用元:ウェストミンスターの鐘 学校のチャイムの曲名と歌詞

1音に1単語だと歌詞とメロディが合いそうですけど、それでいいのかな?